RehaGait（簡易歩行分析システム）

センサーを体に装着して歩くだけ

RehaGait（リハゲイト）は、下肢に装着した小型のモーションセンサーとタブレットPCを用いて簡易的に歩行分析が行えるシステムです。
計測は、モーションセンサーを体に装着して歩くだけ。カメラを必要としないため、セッティングはとても簡単です。

シンプルなシステム構成

製品構成は、モーションセンサーとタブレットPCのみ。モーションセンサーは、付属のバンドで体に巻いて装着します。

モーションセンサーは２センサーと7センサーの２種類のタイプがあり、そのタイプによって分析項目が異なります。

２センサー
	＜パラメータ＞ ・距離因子 ・時間因子 ・速度、ケイデンス ・床面と足底面の角度 ・分回しタイプなど
７センサー
	＜パラメータ＞ ・２センサーの分析項目 　及び ・関節角度（足首、膝、股）

タブレットPCで全て完結

WindowsのタブレットPCを標準装備。
計測からレポートの作成までをタブレットだけで行えるため、使用する場所を選びません。データの計測後、その場で分析結果を確認・フィードバックできます。

タブレットPCのカメラ機能を使ってビデオ撮影も可能。
撮影した動画を再生することで、誰のどのような歩きのデータであったのかが簡単に振り返られます。

ワイヤレスにより対象者を束縛しません

小型で軽量なモーションセンサーは、計測したデータをBluetooth通信（近距離無線通信）でタブレットPCに送信するワイヤレスタイプ。
歩く際の邪魔になりません。

豊富な分析項目

Parameter
	分析結果のサマリを、一覧で確認することができます。 ステップ数、歩行距離、歩行周期、ストライド長、速度、ケイデンス、歩行周期（立脚・遊脚・単脚支持期・両脚支持期）、角度（床面-足底面角度・足関節・膝関節・股関節）、足の上がった高さ など
kinematics
	足の上がった高さなど、計測データから計算された数値を時系列と平均のグラフで確認することができます。平均グラフは、イニシャルコンタクトから次のイニシャルコンタクトまでの周期で正規化表示されます。 足の上がった高さ、分回し距離、グランドクリアランス、速度、加速度
Angle
	床-足底面角度や下肢の関節角度（いずれも矢状面）の変化を、時系列と平均のグラフで確認することができます。平均グラフは、イニシャルコンタクトから次のイニシャルコンタクトまでの周期で正規化表示されます。 接地・離地時床-足底面角度、股関節角度、膝関節角度、足関節角度
Symmetry
	各種データの左右差を見ることができます。 立脚、遊脚、単脚支持期、両脚支持期、荷重応答期、立脚中期、立脚後期、遊脚前期、遊脚期、最大回旋運動、角度（踵接地、爪先離地、足関節・膝関節・股関節の最小/最大）など
Score
	それぞれの分析結果を点数化して見ることができます。
3D view
	歩行の様子をアニメーションとして見ることができます。

センサー・デバイスの仕様

モーションセンサー

重さ： 32g サイズ： 48 x 38 x 16 mm 加速度センサー: ±24G ジャイロセンサー： ±2000°/sec 地磁気センサー： 1.3Gs サンプリング： 500Hzまで 分解能： 16bit バッテリ： 8時間程度

ソフトウェアの仕様

分析項目

Parameter

ステップ数、歩行距離、ストライド長、速度、ケイデンス、歩行周期の割合（立脚・遊脚・単脚支持期・両脚支持期）、角度（床面-足底面角度・足関節・膝関節・股関節）の最大値・最小値、足の上がった高さなど

Kinematics

足の上がった高さ、分回し距離、グランドクリアランス、速度、加速度

Angle

接地・離地時 床-足底面角度、股関節角度、膝関節角度、足関節角度（いずれも矢状面）

Others

分析レポート、経過グラフ表示、シンメトリー表示、スコア表示、ビデオ撮影・再生、3Dアニメーション表示

Export

計測データと算出データのCSV出力が可能